【読み聞かせ】読んでいるだけで頭が良くなる⁉︎賢くなる絵本2選

【読み聞かせ】読んでいるだけで頭が良くなる⁉︎賢くなる絵本2選

読者の悩み

・絵本を使って、授業の導入を行いたい。

・勉強が苦手な子に絵本を活用して少しでも勉強への苦手意識を減らして欲しい。

こういった疑問に答えます。
単元や授業の始めに行う導入として、映像を見せたり、クイズをしたりすることがあるかと思います。
そんな導入の引き出しは多いに越したことはないですよね。
導入の1つ手段として、絵本を新たに加えるのはどうでしょうか。
また、教室にいる子ども達のみんながみんな勉強を好き、というクラスは少ないかと思います。
そんな時に、今回紹介する絵本の読み聞かせや、その後の1人読みで、
少しでも子どもたちの勉強への苦手意識が減ってくれればと思います。
ぜひ、今回紹介する絵本を読み聞かせして、子どもたちとの学校生活の1つのスパイスとしてください。
 

本記事の内容

1、とけいのえほん①、②

2、九九をとなえる王子さま

私は、子どもたちのテンションの低い月曜日や一時間目の授業の導入でよく絵本を活用しています。
今回紹介する2冊は、算数の授業の導入で使える絵本をピックアップしてみました。
では、そんな2冊の内容を詳しく紹介していきます。

 1,とけいのえほん①、②

関連する授業:時刻と時間(1,2年生)

この絵本は、私が子どもの頃に実家に置いてあった絵本です。

発行は1973年であり、絵本の中でもかなり古くから愛されている一冊です。

この記事をお読みになっている方の中にも、幼少期に読んだことがあるという方もいるのではないでしょうか。

 

解説

この絵本の主人公は「のっぽ」と「ちび」(昔の絵本ならではの表現ですがクラスで読み聞かせをする際には人権問題等にご注意ください。)の2人です。

これだけで勘の良い方は気づいたかもれませんが、これは時計の長針と短針をモチーフとしたキャラクターになっています。

ストーリーはというと、のっぽとちびの2人が旅をしていると、どんぐりやお化けなどの様々な生き物に通せんぼをされて、

「今、何時か教えてくれたら通してあげる」

という問いに対し、のっぽとちびが実際に長針と短針になり、時計を形取って時間を教えてあげるというものです。

この過程が実に教科書の流れに忠実であり、初めの段階で

①時計には1から12までの数字があり、12がてっぺんで1番下が6であること。

②短針が7、長針が12の時は「7じ」と読むこと。

を物語を通して教えてくれます。

その後、旅をしながら8じ、9じ、10じ・・・と学びながら、

中盤では、2人目の通せんぼキャラクターの光のぼうや(このキャラクターがなんとも妖精のようで可愛らしい。)

が登場します。この光のぼうやのところでは、

③短針が1じを過ぎたが、まだ2じに行っていない時はまずは「1じ」ということ

④長針が時計を半分回っているので「はん」ということ

⑤続けて読むと「1じはん」となること

が学習できます。

その後は2じはん、3じはん、4じはん、5じはんと学習してとけいのえほん①は終了です。

 

とけいのえほん②では、①に引き続き「のっぽ」と「ちび」が主人公として、旅を続けます。

②では、日が暮れてからの旅をイメージしており、通せんぼキャラクターもおばけのぼうやに変わっています。

(「ぼうや」という表現は最近は使わなくってきた印象ですが、絵本の中だと私は妙にしっくりくるところがありますが、皆さんはどうでしょうか。)

このおばけのぼうやのところでは、

⑥数字と数字の間に5つに区切られた棒(作中では、カード)を並べる。

⑦棒の区切りは12のところから数え始める。(細かい分を表している)

⑧12のところから、6のところまでの区切りが30。

⑨短針が8じを過ぎたが、まだ9じに行っていない時は、まずは「8じ」

⑩長針が区切りの20のところまで来ている時は「20ふん」

⑪続けて読むと「8じ20ふん」と読むこと

が学習できます。

その後は「○じ□□ふん」を学習しながら、話が進みます。

最後は「金の時計」なるものをもらい、とけいのえほん②は終了になります。

とけいのえほん①、②はいかがでしたでしょうか。

読んだと時に得られる学習を抜粋して並べると、

①短針が7、長針が12の時は「7じ」と読むこと。

②短針が1じを過ぎたが、まだ2じに行っていない時はまずは「1じ」ということ

③長針が時計を半分回っているので「はん」ということ

④続けて読むと「1じはん」となること

⑤短針が8じを過ぎたが、まだ9じに行っていない時は、まずは「8じ」

⑥長針が区切りの20のところまで来ている時は「20ふん」

⑦続けて読むと「8じ20ふん」と読むこと

を学習することができます。

 

感想

とけいのえほん①で学べる①〜④の内容に関しては、非常に優れています。

1年生の算数「何時、何時半」の単元では、この絵本の読み聞かせだけでも教科書の内容を網羅できるくらい、子どもの関心を引き出しながら、時計の学習を進めることができると思われます。

私がもし、次に1年生の担任をした際には、絶対に読み聞かせしたい絵本です

ただ、⑤〜⑦のとけいのえほん②の内容に関しては、細かい分を数えることになり、時計の4=20分、9=45分などを覚えていないと少し難しい印象を受けました。

よって、この絵本だけで○○分の学習が身につくのは難しいかと思います。

(それでも導入として子どもの興味関心を引き出すのには有効です。)

それでも、この絵本の絵のタッチが大人が見ても、とても可愛らしいこと、1年生や未就学児でも読めるように全て平仮名で書いてあることなどを踏まえて、

私はこの絵本を低学年のクラスや小さなお子さんのいる家庭にお勧めしたいです。

 

2,九九をとなえる王子さま

関連する授業:かけ算(2年生・算数)

「九九をとなえる王子さま」タイトルそのままの絵本の中で九九が出てくる絵本です。

2年生以降の算数の基礎基本になるかけ算、覚え方や勉強の仕方はたくさんあると思いますが、その手段の1つとして、この絵本の存在を知っているというのはどうでしょうか。

 

解説

主人公はとある国の算数が嫌いな王子様。ある日算数の勉強が嫌いすぎて、

「この世の中から九九なんか無くなってしまえ!」

と強く念じたら、そのお願いが叶ってしまい、世界から九九の概念が無くなってしまいます。

しかし、王子が喜んだのも束の間、町に出てみるとお店の人が○○円のものを□つでいくらか悩んでいたり、

魚屋が魚の数を数えられず困っていたりする場面に出くわすのです。

(どれもこれも九九がなくなった事での弊害。個人的には九九が無い事の困り感や九九の必要感を子どもに伝えたいので、もっとこの場面を多くして欲しかった!)

王子は自分で九九を無くしておいたにもかかわらず、王子はこのままではまずいと思い、九九を取り戻すための旅に出るという物語なのです。

物語の中盤は迷路を進んだり、底無し沼に沈んだり、崖を飛び越えたり一定の冒険要素はあるもの、1の段から2の段、3の段…9の段まで順番に唱えていくという内容です。

(声を小さく言うように促したり、弱弱しく言うように促したり、読んでいる読者が飽きないように工夫している点は一定の評価ができます。)

最後は予想通りというか、9の段を唱えて世の中に九九がもどり、算数嫌いだった王子様も算数が好きになり、

国の子ども達に算数を教えるようになったとさ、というハッピーエンドでお話は終わります。

 

感想

九九をとなえる王子様、いかがでしたでしょうか。

少し否定的なコメントを入れた文になりましたが、九九というものが2年生の算数だけでなく、

小学校6年生までで習う算数の基礎基本の考え方、絶対に身に付けるべき学習内容であることを踏まえると、

こういった絵本という形でも子ども達が興味関心を引き出すのでは有れば、十二分すぎる役割を果たしていると考えています。

特に算数を苦手としている子どもたちは、学校の授業だけでは九九の習得に時間がかかると予想されます

みなさんのクラスに必ず1人ではいるであろう算数嫌いの子がこの絵本を読むことで、九九を全て暗記するまでとはいかずとも、九九に対しての苦手意識や食わず嫌いを減らすことになると思います。

読み聞かせる学年としては、2年生のクラスがベストかと思いますが、3〜4年生のクラスを受け持っていても、上記のような子がクラスにいる場合は、そっとクラスの学級文庫に入れてみるのはどうでしょうか。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

披露する場面は限定的かと思いますが、その分、内容がそれぞれの学習内容に特化した

内容になっていますので、大きな効果を発揮してくれるはずです。

ぜひ、絵本を通して、子どもたちと素敵な時間、絆が深まる時間を過ごしてください

そして、スマートな教員を目指していきましょう!

 

では、また。次の記事で  Thank you

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