【買うべき機種】教員が授業で活用できるiPadはどれ

【買うべき機種】教員が授業で活用できるiPadはどれ

読者の悩み

・教員が授業で使うには、どのiPadがいいか知りたい。

・安いモデルでも大丈夫なのかな。容量(ストレージ)も含めて知りたい。

・本体以外に必要なものは何?

こういった疑問に答えます。

iPadで授業、憧れますよね。

僕は、iPadのおかげで授業のやり方、授業の準備方法が劇的に変わりました。

子どもたちへの効率的な伝わり方、効率的な働き方ができて、定時退勤も実現できています。

また、子どもたちからの評価、保護者からの評価も良くなったと実感しています。

iPadを買えば、あなたも必ず今よりも快適なワークスタイルになります。

とはいえ「iPad」といっても、Appleは様々な種類を出しています。値段もまちまち、、、

結局、何を買ったらいいかわからない。

そんな疑問に答えます。

本記事の内容

1,教員が買うべきiPadの機種「授業で使う際の決め手3選」

2,Wi-Fiモデルか、セルラーモデルか

3,iPadと一緒に買うもの

この記事を書いている僕は、初期iPadを使った授業を大学で研究。

授業でiPadを毎日活用して、3年。授業準備時間が10分の1になりました。

おかげでほぼ毎日定時に帰っています。

また、父の仕事の関係もあり、毎回Apple製品を買い替えているため、全機種使用しています。

こういった僕が解説していきます。

ちなみに、「iPad Pro」か「iPad Air4」かでお悩みの方は、↓

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教員が買うべきiPadの機種「授業で使う際の決め手3選」

結論を先に伝えると、授業でiPadを活用するなら「iPad Pro 11インチ 128GB」が最適です。

デメリットが金額のみだからです。

私が考える「授業(仕事)で使うiPadの決め手」は、3つあります。

1,Apple Pencil第2世代が使える

2,容量(ストレージ)は、128GB以上

3、画面サイズ(インチ)11インチ以上

これらの条件がマッチしている最安値の機種が「iPad Pro 11インチ 128GB」ということです。

それぞれ解説します。

1,Apple Pencil第2世代が使える

Apple Pencilには、第1世代と第2世代があるのですが、大きな違いが2つあります。

①ダブルタップで、ツール(消しゴムとペンなど)の切り替えができる。

②iPadの側面で充電できる。

Apple Pencil第1世代では、この2つの機能が使えません。

第二世代は、ダブルタップするだけで消しゴムからペンに切り替えができるので、効率が段違いです。

iPadを授業で使う理由として、iPadをノート代わりとして使う、またはデジタル教科書として使うことが挙げられます。

そうなると、Apple Pencilで書く機会が非常に多くなります。

書き間違えるたびに、第2世代のダブルタップのありがたさを感じることができるでしょう。

第1世代だと書き間違えるたびに、消しゴムツールをタッチしに行かないといけないですからね。

2つ目の側面で充電できる点ですが、まず持ち運びが楽です。

第1世代だとくっつけられないので、別の筆箱に入れなければならなかったり、何なら家に忘れてきてしまうことも起こりえます。

もう一つは、充電のし忘れがなくなります。

持ち運ぶために側面にくっつけておくだけで充電してくれますからね。本当に便利です。

以上の点から、効率よく仕事をこなすためにも、Apple Pencil第二世代が使えるiPadを選びましょう。

Apple Pencil第二世代が使えるiPadは、「iPad Pro」「iPad Air4」のみです。

 

2,容量(ストレージ)は、128GB以上

次に容量(ストレージ)の話です。

結論から話すと、容量はあるに越したことはありません。

よく「クラウドに保存すればいいから、容量はいらないよ」とか「最近のiPadは、外部ストレージを接続できるからあまり容量いらないよ」といっている人がいますが、、

はっきりいいます。そう言っている人は、Wi-Fiがしっかり繋がる環境で働いている人か、実はあまり仕事でiPadを使っていない人です。

日本の学校で、爆速のWi-Fiに繋げられる環境がある学校ありますか??

教えて下さい。異動したいです。

殆どの学校は、Wi-Fiは飛んでいないので、先生自身が無線ルーター等を用意する必要があります。

※ちなみに、自分のスマホとテザリングしている人もいますが、学校で使うならやめましょう。教室にスマホを持ち込むと思いがけないトラブルに繋がります。

Wi-Fiが乏しい環境でクラウド上のデータをダウンロードするのは、非常に時間がかかります。

時間がない教員にとって、時間がかかる作業は非効率です。やめましょう。

外部ストレージは悪くないですが、授業のたびに、もしくは写真や動画を取るたびに外部ストレージとiPadとを繋げるの、めんどくさくないですか?

なので、効率、使いやすさ重視にするためにも、容量は大きくしましょう。

容量は、後で変更することができません。最低、128GBはほしいです。

「iPad Pro」は、128GB、256GB、512GB、1TBがあります。

「iPad Air4」は、256GBがあります。

「iPad(無印)」は128GB、「iPad mini」は256GBがあります。

 

3、画面サイズ(インチ)11インチ以上

最後の決め手に画面サイズがあります。

結論は、画面は大きいほどいいです。

でも、なんとなく持ち運びのことも考えて、軽くて小さい方がいいように感じますよね。

その人の使い方にもよりますが、学校で使う際には大きいほうがいいです。

学校で使うシーンを考えてみてください。

図工で絵を書くときに使う、ノートとして使う、運動会の動画を編集する、ちょっとした授業資料はiPadの画面を直接子どもに見せる。

全て、画面が大きいほうがいいですよね!

また、最新のiPadOSは「Split View(スプリットビュー)」という、2つのアプリを画面上に同時に表示・操作できる機能もあります。

そうなると、画面は少しでも大きいほうが作業効率は高いです。

iPad上で、最大の画面サイズを誇るのは「iPad Pro」の12.9インチです。

しかし、「iPad Pro」はもともとベゼル(枠)が細いので、本体サイズの割に画面サイズが大きいのです。

学校現場では、持ち運びも頻繁にあるので、取り回しのことも考えて「iPad Pro」の11インチがいいかと思います。

「iPad Air4」は、10.9インチです。ベゼルも細くありません。

ここまで聞くと、0.1インチ差だし、軽い方の「iPad Air4」でもいいような気がします。

しかし、最後に待ち受けている壁が画面のリフレッシュレート。

リフレッシュレートと言われてもよくわからないと思いますが、iPad Proは「ProMotionテクノロジー」を採用し、リフレッシュレートは最大で120Hzに対応しています。

一方で他のすべてのiPadは通常のモバイル端末と同じ60Hz駆動です。

リフレッシュレートは画面の滑らかさを決める要素であり、値が高いほどスクロール等の操作がヌルヌルと動き、Apple Pencilで描画時の遅延(レイテンシ)も少なくなります。

たくさん授業でApple Pencilを使う先生方は、もうどちらがいいかわかりますよね。

なのでもう一度いいますが、結論、授業でiPadを活用するなら「iPad Pro 11インチ 128GB」が最適です。

 

Wi-Fiモデルか、セルラーモデルか

買う際、意外と悩むのが、Wi-Fiモデルとセルラーモデル。

ここを軽視してはいけません。

結論を先にいいます。

教員の仕事で使うなら、セルラーモデルがおすすめです。

セルラーモデルにしない理由は、大きく2つあります。

1,本体代金が、Wi-Fiモデルに比べて1万円ほど高くなる。

2,SIMカードが必要になる。

この2つ、どちらも金銭の問題になりますが、1〜2万円でケチると、後々大変なことになります。

セルラーモデルがいい理由

大事なことなのでもう一度言いますが、

教員の仕事で使うなら、セルラーモデルがおすすめです。

プライベートで使うだけ、Wi-Fi環境がバッチリな企業に務めています、という方はWi-Fiモデルで十分です。

最近は、カフェやお店での公共Wi-Fiが整っていますし、東京23区にお住まいの方は、どこでもネットに繋がる状態にあります。

しかし、学校現場でWi-Fi環境がバッチリな学校は、僕の知る限りでは存在しません。

すぐにネットで検索したり、NHK for Schoolを見せたり、地図を見せたりするとき、ネットにつながってないと何もできませんよね?

ちなみに、Wi-FiモデルだとGPS機能は使えません。現在地が読み込めないのです。(豆知識)

※カーナビで使う際は、セルラーモデル一択です。

もちろん、以前紹介した記事のように、Google Earthを使った社会の授業も、現在地を知らせたいならセルラーモデル一択です。

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通信費用はどうなるの?

セルラーモデルを選んで、最もネックになるのが、毎月の通信費。

月々の携帯電話料金ですら、高いと感じているのに、もう一つSIMカードを契約するなんて無理!

と思っていますよね。

大丈夫です!安心してください。

ちなみに、僕はiPadを毎日授業で使っています。NHK for Schoolを見せたり、わからないことはネットで調べたり、授業で使えそうな画像をダウンロードしたりと、用途は幅広いです。

ただ、通信費は月々1000円以下です。

あ、ちなみに大手の会社で契約してしまうと、月々4000円なんてことも珍しくありません。

僕が契約しているのは、あの勝間和代さんも絶賛している「安心のドコモ回線 エキサイトモバイル 」です。

高速データ通信量を定額制にすると安いです。3GBで900円。4GBで1170円です。

僕は3GBにしていますが、You Tubeも見るかもという人は、4GBのほうが安心かもしれません。

ちなみに、ポケットWi-Fiを契約する方法もありますが、私はおすすめしません。

いちいち繋ぐのが面倒くさいのと、iPadと一緒にポケットWi-Fiを常に持ち歩かなければいけないからです。

ということで、本体代はどうしようもないですが、SIMカード契約の不安は取り除かれたかと思います。

 

iPadと一緒に買うもの

iPad本体のみだと、iPadの性能を存分に発揮することができません。

今回は、授業で使う際あると便利なガジェットの中から優先順位の高い5つを紹介します。

1、Apple Pencil

2、iPadケース

3、保護フィルム

4、Apple TV

5、Magic Keyboard

特に、1,2,3,は購入必須です!

順番に解説します。

Apple Pencil(第二世代)

別記事で詳しく紹介しています!

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教員がiPadを授業で活用するなら必ず持っておいたほうがいいです。

リアルタイムでかける。写真やデータに直接書き込みができる。子どももすぐ使える。

これらを可能にするのがApple Pencilです。

 

iPadケース

授業で、特に子供の前で使う場合は必須と言っていいと思います。

子どもは、休み時間、先生がiPadを使っていると容赦なく触ってきます。不意に触られると落とすこともあります。

壊れたとき、子どもに弁償させるわけにはいきません。(というか、完全に自己責任)

安いものでいいです。ケースを付けましょう。

僕のおすすめは、これ↓

安くて、軽くて、薄い

また、滑りにくい素材でできているので、子どもが持っても大丈夫です。

更に、着脱も楽なので、次に紹介する「Magic Keyboard」を使用するとき便利です。

 

保護フィルム

画面を保護したいという目的が一番ですが、子どもにも使わせるとなると、とにかく指紋が気になります。

で、どうせ買うなら、Apple Pencilとの相性抜群のものを買いましょう。画面を保護するだけでなく、書き心地も良くなります。指紋も気になりません。

本当に紙に書いているかのような書き心地になります。

僕が使っているのはこれです。評判もとてもいいです!

このフィルムを張っていない画面にApple Pencilで書くと、ツルツルして書き心地が悪く、結局メモは紙に書く、なんてことになってしまいます。

このフィルムを買うだけで、紙特有の抵抗があり、文字も書きやすく、絵もうまくかけます。

騙されたと思って、一回買ってみてください。

 

Apple TV

iPadを授業で使うとき、どういう使い方を想像しますか?

ほとんどの人が、iPadの画面を大型のモニターに映して使用する姿を想像すると思います。

それで正解です。

ですが、どうやって映しますか?

有線と無線、どちらがいいですか?

僕は無線をおすすめします。というか、そっちがいいですよね。

有線のメリットはあります。安定しているということ。

確かに、一般職の営業とかで使う場合、安定した環境を優先するかもしれません。

しかし、教育現場、特に小学生の場合、子どもたちの様子も見ながら授業しなければなりません。

いつでも動ける環境が必要です。

また、机間指導中もiPadを操作するためにも、無線接続が便利です。

モニターやTVと無線接続させる方法はいくつかあります。

僕も色々試しましたが、

やはり、Apple純正のApple TVに落ち着きました。

Apple TVがいい理由が2つあります。

1つ目は、接続が自動で安定している、という点。

Apple製品同士ということもあり、接続がスムーズで安定しています。

2つ目は、ネット環境なしで接続できる点。

これ、かなり決め手です!

特に、Wi-Fi環境が整っていない学校は重宝します。

Apple TVとiPadがあれば、無線で教室にあるTVやモニターにiPadの画面を映し出すことができるのです。

別記事で詳しく紹介しています!

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Magic Keyboard

こちらもiPadケースですが、

高くて、重くて、厚い

じゃあ、さっきのケースのほうがいいじゃん。

いえ、このケースは用途が違います。キーボードとトラックパッドがついています。

主に職員室用。資料を作ったり、Keynoteで板書を作ったりするときに使います。

※詳しくは↓

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Apple純正というのもあって、操作性は抜群です。

もはや、ノートパソコンいらないくらいあります。

 

他にも、買っておくと便利な周辺機器はたくさんあります。

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まとめ

今回は、教員が授業で活用できるiPadはどれがいいかについて解説していきました。

教員が、仕事でiPadを使うなら「iPad Pro 11インチ 128GB セルラーモデル」ですね。

私は、このモデルを買ってから一度も困ったことはありません。

同僚で、無印iPadを買っている人がいますが、度々僕のiPad Proを借りに来ます。

やはり、使いにくい場面が出てきてしまうのです。

値段でケチると、時間の無駄になったり、無駄な労力が必要になったりします。

 

ぜひ、効率よく、スマートな教員を目指しましょう!

では、また。次の記事で  Thank you

 

 

 

 

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