【授業中】iPadの画面をミラーリングする方法3選

【授業中】iPadの画面をミラーリングする方法3選

読者の悩み

・iPadの画面を、教室にあるテレビや大型画面に写す方法を知りたい。

・ICT機器とか触るの苦手だけど大丈夫かな。

・授業中、映したくないものが映ったら、もしくは映してる途中に映らなくなったらどうしよう。

こういった疑問に答えます。

iPadを買って、授業中使うとき、必ず子どもたちにiPadの画面を見せますよね。

そんなとき、iPadの画面を直接見せることは個別指導以外ないでしょう。

学校によっては、子どもたちにもタブレット端末が1人1台支給されていて、ボタン一つで画面を共有できるところもあるかもしれません。

ただ、そんなセレブ校は今の日本にはほとんどなく、大抵の学校が教室にあるテレビや大型モニターに表示させると思います。

スマートフォンやタブレットの画面をテレビの画面に表示させる機能「ミラーリング」を使うわけです。

iPadだけではなく、ほとんどのスマートフォンやタブレット端末に入っている機能です。

本記事の内容

1、iPadの画面をミラーリングする方法3選

2、ICT機器の知識ゼロでも、問題ない理由

3、使用中のトラブルを回避する方法3つ

今回は、iPadを使ってるという前提で、そして、学校の教室で授業しているときの最適なミラーリング方法を3つ紹介していこうと思います

今回紹介するiPadの画面をミラーリングする方法3つを使い分けると、効果的に子どもたちを授業に引き込むことができます

まず、集中力が違います。

ただ映せればいいと思っている先生は、ICT機器の使い方二流です

一流のスマートさを持ちましょう!

この記事を書いている僕は、初期iPadを使った授業を大学で研究。

授業でiPadを導入して、早5年。おかげさまで授業準備時間が、10分の1になりました。

こういった僕が解説していきます。

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iPadの画面をミラーリングする方法3選

 

1 Apple TV

方法

一番オススメのミラーリング方法です。

僕も実際に使っています。

はっきり言って、iPadをミラーリングさせるならこれ一択です。

Apple TVを映したいテレビ、または大型モニターにHDMIケーブルで繋ぎます。

あとは、画面に従って設定を進めていくだけです。

必要なものは2点

・HDMIケーブル

・Apple TV

メリット

①Wi-Fiなしでも接続できる

 初期設定時のみ、ネット接続が必要ですが、一度設定してしまえば、もうWi-Fiは必要ありません

 日本の殆どの学校が教室にネット環境がないと思います。

 たまに、私物のポケットWi-Fiや、スマホのテザリングで頑張っている教員を見かけますが、意外と料金が馬鹿になりません。

②接続が爆速

 iPadもApple TVも同じAppleという会社が作っています。

 もうおわかりですよね。

 Apple TVは、iPadをかんたんに安定してミラーリングするために作られたデバイスです

 なら、これが一番いいに決まっています

③動きの制限がない

 HDMIケーブルを使った有線接続が初期設定なしで簡単にミラーリングできると思いますが、有線なので、動けません。何よりダサいです。

 授業中、子どもにiPadを渡して書いてもらう

 机間指導をして、いいことを書いている子どものノートを写真で撮って、すぐに画面に映し出す

 こういった使い方ができるのです。

デメリット

①初期費用がかかる

 Apple TVを買わなければいけないです。出費が増えます。

②チョークの粉がつく

 黒板付近ずっと放置していると、チョークの粉だらけになります。

 定期的に掃除しましょう。

 

2 プロジェクタ

方法

教室にあるテレビ、または大型モニターとプロジェクターを有線で繋ぎ、プロジェクターとiPadをHDMIケーブルで繋ぐだけです。

ちなみに、プロジェクターとApple TVをHDMIケーブルで繋げば、無線化もできます

別で、スピーカーもあると臨場感がアップします!

必要なものは2点

・HDMIケーブル

・プロジェクター

メリット

①画面の大きさを調節できる

 テレビやモニターの画面は、当たり前ですが変えることはできないですよね。

 教室においてあるテレビの画面だと、教室の後ろに座っている子どもからは小さくて見えづらい場合があるかもしれません。

 プロジェクターは、映す場所とプロジェクターの距離を離すことによって、画面の大きさを変えられるので、便利です。教室の電気を消し、カーテンを閉めれば、映画並みの迫力を出すこともできます。

②映す場所を選べる

 壁や、黒板の端、天井など、プロジェクターの角度を変えればどこでも映せるのも魅力的です。

 黒板の板書を見ながら映像を見てほしかったら、黒板に

 壁の掲示物の場所を示したかったら、壁に

 理科の星の授業では、天井に

 映す場所を変えると、授業も楽しくなり、子どもたちの反応も良いです。

③黒板アートできる

 ツイッターなんかで、黒板にめちゃくちゃ上手な絵を書く人たちがいますよね。

 「あー、俺も黒板に上手に絵がかけたらなー。でも、絵は苦手だ。。。」

 そう思っている人、プロジェクターがあれば解決します!

 かんたんです。

 書きたい絵をiPadで探し、プロジェクターを使って黒板に映し出し、あとはなぞるだけです。

 塗り絵状態です。

↑こんな感じで、黒板に映せます。カーテン全開、電気全灯でもこれだけはっきりと見えます!

ちなみに僕が使っているプロジェクターはこれです。↓

古いモデルですが、バリバリ現役で使っています!

デメリット

①初期費用がかかる

 流石に、各教室に一台プロジェクターが置いてある学校はないと思います。

 自腹を切るしかありません。

 しかし、やってはいけないのが、安いものを買うこと

 プロジェクターには、明るさの単位「ルーメン」があります。

 ルーメンの値が高いほど、発する光が明るくなるわけです

 僕は、学校での使用を想定して紹介しています。

 学校は、朝、昼に授業が行われます。当たり前です。

 ルーメンが低い安いプロジェクターを買ってしまうと、まったく使い物になりません。

 黒板にも映せなくなります。

 ルーメンが高いものを買いましょう!

 目安は3000ルーメン以上あれば大丈夫です

 

3 有線接続

方法

iPadと教室にあるテレビ、大型モニターをHDMIケーブルで繋ぐだけです。

ケーブルによっては、別途変換アダプターが必要です。

必要なものは2点

・HDMIケーブル

・変換アダプター

メリット

①初期費用が安い

 HDMIケーブルと変換アダプターを買うだけです。

②接続がかんたん

 繋ぐだけなので、初期設定もなくすぐに映し出すことができます

③安定している

 無線ではなく、有線なので、急に映らなくなるというトラブルはほぼないです。

デメリット

①動きに制限

 有線なので、iPadを持ちながら歩くことはできません。

 ミラーリングしながら、子どもにiPadで作業させたい場合も、子どもに来てもらわないとできません。

②子どもがケーブルに引っかかる

 有線の場合ありがちなのが、子どもがケーブルに足を引っ掛けてしまうことです。

 子どもも危ないし、iPadの故障の原因にも繋がります。

③断線する

 アダプターを頻繁に抜き差ししていると、接続部分がだめになります。

 また、ケーブルも暫く使うと断線します。

 

ICT機器の知識ゼロでも、問題ない理由

結論として、問題ありません

なぜなら、iPadもApple TVもAppleが作ったものだからです。

例えば、ミラーリングする方法の一つにグーグルが出している「クロームキャスト」を使う方法もあります。

Apple TVよりも小型で安いのに、Apple TVと同じ事ができます。

しかし、クロームキャストだと、ログインが必要だったり初期設定が必要だったり、Wi-Fi接続が必要だったりと、手間取ることがあります。

AppleTVはどちらもAppleが作っています。

なので、ワンタッチでミラーリング、ミラーリング解除することができ、安定した接続が実現できます

「でも初期設定が難しいのでは?」と思うかもしれません。

これも、問題ありません。

画面に従えばいいだけです

Appleは説明書がなくてもできるようになっているのです。

また、Apple社が作っているiPhone、自分の職場は誰も使っていない、そんな職場無いですよね。

Apple製品は、必ず身近な誰かは使ったことがあるのです。

わからなくても、聞く人がいっぱいいるということです。

変なプライドは捨てて、わからなかったら聞きましょう!

なので繰り返しですが、ICT機器の知識ゼロでも問題ありません。

 

使用中のトラブルを回避する方法3つ

1 途中で映らなくなっ

これが一番あるかと思います。

といってもはっきりいいます。

Apple TVを使ったときは、僕の経験上ありません

大体が、有線接続していた場合です。

有線接続の場合、ほとんどがうまく接続されていないことが原因なので、一度アダプターを抜いて挿し直してください。

Apple TVで映らなくなったとき、考えられることとしては、iPadもしくはApple TVのアップデートです。

定期的にアップデートを確認しましょう。

 

2 映したくないものが映った

僕は3つのことを注意することによって、こういったトラブルは一度もありません。

僕が、何に注意しているかを3つ紹介します。

①授業前は、不要のアプリはタスクキル(アプリの終了)しておく。

②映したいものをiPadに表示させてから、Apple TVと接続している。

③映し終わったら、必ずミラーリングを解除する。

この3つを守れば、未然に事故を防ぐことができます。

3 そもそも映らない

知らない人も意外といるのですが、アプリによっては、ミラーリングに対応していないアプリも存在します

なので、そのアプリを起動していると映らなくなる可能性があります。

ただ、このサイトで紹介しているアプリはすべてミラーリングに対応しているので、ぜひ授業で使ってみてください。

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まとめ

今回は、iPadを使ってるという前提で、そして、学校の教室で授業しているときの、最適なミラーリング方法を3つ紹介しました。

3つの方法を時と場所によって使い分けて実践すれば、素晴らしい授業に一歩近づくことができます

是非参考にしてください。

そして、スマートな教員を目指していきましょう!

では、また。次の記事で  Thank you

 

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