iPadで週案!?
今回は、先生ペーパーレス化第2弾として、iPadで週案を書く方法を紹介します。
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週案って、なに?
先生、教職員の方なら当たり前のように知っていますが、普通の人はピンとこない人もいるのかなと感じたので、簡単に紹介します。
週案とは、一週間に行う学校の授業・計画を立てた指導案のことです。
教員は、月曜日の1時間目は、算数の「たし算」をやって、めあてはこんな感じ、、、
といったことを細かく書きます。(どのくらい細かく書くかは個人差ありますが)
で、だいたい、先生の持ち物の中には、週案簿という、いわゆる週案用のスケジュール帳があります。
僕はこれを使っています。定番で、とても使いやすいです!
しかし、サイズが大きく、意外とかさばるんです。
これまでこのブログでは、ノート、ペン、教科書、メモ帳、書類と、すべてiPadに置き換えてきました。
ということで、週案簿もiPadでやっちゃいましょう!
持ち物たくさんの先生って、スマートじゃないですよね。
週案をiPadで行うメリット・デメリット
メリット
1 「先生ペーパーレス化第1弾」の4つと同じ
「机がきれいになる」「資料を探す時間がなくなる」「紛失しなくなる」「荷物が最小限」
2 週案をどこでも確認できる
たとえば、出前授業してくださる方との打ち合わせのとき、メモ帳は持ってきていても週案簿を職員室に置いてきた、なんてことありませんか?
iPadだけ持っていけば、メモもできるし、年間表も、週案も、職員会議資料も全部手元にあります。
また、今回も「Good Notes」というアプリを使うので、iCloudで紐付けしておけば、iPhoneでもみることができます。
出勤前に電車内で確認、なんてこともできるわけです。
3 検索できる
後で教えますが、日付をタップすれば一瞬でそのページに飛ぶことができます。
また、「Good Notes」は、手書きの文字も検索してくれます。(きれいに書けばですが。。)
4 編集が楽
教員は、スケジュールが変わることが多いです。
というか、1週間、予定通りに進んだ試しがありません。
子ども同士のケンカがあり指導したため授業が遅れてしまった、他の先生が休んでしまったので時間割を入れ替えることになった、など
紙の週案簿だと、消しゴムで消したり、修正テープを使用したり、、、大変です。
ぐちゃぐちゃになるし、スマートじゃないです。
iPadで週案を書くことにより、リスケがスムーズです。
書いたものを選択し移動できたり、きれいに消すこともできるし、書いた後に色を変えたりマーカーを引くこともできます。
5 書類や写真を気軽に添付できる
これ、とても便利です。週案は、スケジュールの役割も果たしますが、日記や記録としての役割も果たしています。子どもの写真を添えたり、スキャンした資料のデータを添付したりしておくと、あとで見返したとき便利です。
デメリット
1 管理職への提出が面倒
週案簿を毎週管理職へ提出しなければならない学校もあります。流石に、iPad本体を渡すわけにはいかないので、印刷をする必要があります。
2 年配の先生の視線
学年を一緒に組んでいる先生と話し合うとき、会議でのとき、iPadで週案を見ていると、少なからず不快がる先生がいらっしゃいます。
おそらく、スマホ的なもので遊んでいると勘違いしているのでしょう。いちいち説明するのも面倒なので、そのままにしていますが、、、そういう勘違いを招くこともあるかもしれません。
3 iPadが死んだら終わり
これは、もう説明不要ですね。バックアップを取っておけば大丈夫です。
iPadで週案を書く方法
僕が長年、iPadで週案を書く研究をし、試行錯誤を重ねに重ね、ようやくたどり着いた「iPadで週案を書く方法」を3つ紹介します。
この3パターンを使い分けることができれば、どんな学校でも対応できるからです。
公立の先生は異動がつきものですからね。
事前準備・必要なもの
1 iPad
買いましょう。
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安く済ませるなら
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2 Apple Pencil
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3 Good Notes
今回、週案をiPadで書くにあたって最重要となるアプリです。必ずインストールしましょう。
iPadで週案を書く方法 3パターン
1 スケジュールPDFをダウンロード
1つ目は、スケジュール帳をダウンロードし、それを使うという方法。
枠は、好みのものでいいのですが、個人的には、「単元の題名」、「めあて」が書ける欄がほしいので、こちらを使っています。
【日付入り / 2020年度 / 4月~翌年3月分】 学校《時間割》週間スケジュール帳
※僕がいつもお世話になっている「ちびむす」というサイトが提供しているPDFです。
いろいろ調べてみると、オリジナルでテンプレートを作る方法もあるそうですが、大変なのであまりおすすめはしません。
ダウンロードする手順を解説します。
1 PDF(データ)にアクセス
「こちら」をクリックし、アクセスしてください。
2 Good Notesで開き、新規書類として読み込む
↓
↓
↓
これだけ。簡単です。あとは、タイトルを「週案」など好きな名前に書き換えればオッケーです。
この方法を使うメリット・デメリット
○メリット
・デジタルなので、編集が楽。
・荷物が減る。(iPadだけで良い)
・手書きの週案簿とほぼ同じように使える。
・シンプルで使いやすい。
○デメリット
・検索機能が使えない。
○まとめ
この方法は、メリットは少ないものの、紙の週案簿とほぼ同じような使用感なので、初めて週案をiPadで書く人におすすめです。
2 SONYが提供しているPDFファイルを使用
これも無料でダウンロードできます。
このSONYのデータは、すごい点が一つあります。
日付をタップすれば、そのページにすぐジャンプできる点です!
これぞデータ化って感じですね。
○月○日ってどんな学習するんだっけ、っとなったとき、その日付をタップすればすぐにジャンプできるということです。
Good Notesに入れる手順を解説します。
1 PDF(データ)にアクセス
「こちら」 をクリックし、アクセスしてください。
2 Good Notesで開き、新規書類として読み込む
↓
↓
これだけ。簡単です。あとは、タイトルを「週案」など好きな名前に書き換えればオッケーです。
この方法を使うメリット・デメリット
○メリット
・デジタルなので、編集が楽。
・荷物が減る。(iPadだけで良い)
・日付をタップすれば、そのページにすぐに飛べる。
・スケジュール帳なので、1日のスケジュール、1週間のスケジュール、1ヶ月表示など、様々な表示が可能
○デメリット
・いわゆる「スケジュール帳」のテンプレートになるので、週案簿の枠とは違う。
○まとめ
この方法は、デジタル手帳ならではの機能が使えるので便利な点が沢山あるが、「週案簿」からは少し遠ざかってしまうイメージ。管理職の方は、使いやすいかもしれません。
3 週案をスキャン(一番おすすめ)
僕が長年週案をアレやコレやと試した結果行き着いたのがこの方法。
紙の週案簿とiPad週案簿のハイブリットです。
結局、今の学校は週案を管理職に提出しなければならず、印刷する手間がありました。
そこで、紙の週案簿に書き、iPadでそれをスキャンし、変更やその後決まったことはiPadで作業、ということで落ち着きました。
来週の予定を立てるとき、要するに週案を最初に書くときは、紙の週案簿に書きます。
そして、一週間の予定が決定したら、それをiPadでスキャンし、紙の週案簿は管理職に提出します。
この時点では、週案第一案なので、変更等あると思います。
その後は、iPadで編集します。それだけです。
前述したメリットを活かしつつ、デメリットも解決できます。
スキャンの方法は、ペーパーレス化第1弾を御覧ください。
教員の職場をペーパーレス化!? このブログは、「先生をスマートに」というテーマで記事を書いています。 フリーランスを経て、教員になった僕が最初にうんざりしたのが、紙の資料の多さです。 学校で行われる様々な行事内容、お知らせ、全部紙で配[…]
この方法を使うメリット・デメリット
○メリット
・デジタルなので、編集が楽。
・荷物が減る。(iPadだけで良い)
・手書きの週案簿とほぼ同じように使える。というか、枠が全く同じ。
・シンプルで使いやすい。
・管理職への提出も可能
○デメリット
・かなり先のスケジュールを急に言われると対応できない。(事前に全てスキャンしていれば可能)
・紙に書き、スキャンするといった手間がかかる。
○まとめ
この方法は、とにかくデメリットが少ないことがメリットだと思います。
ハイブリッドにすることで、どちらのメリットも活用できおすすめです。
まとめ
今回は、先生ペーパーレス化第2弾として、iPadで週案を書く方法を紹介しました。
テンプレート化、ダウンロード、ハイブリット法、どれもおすすめなので、使いやすい方法を選んでください。
「先生をよりスマートに」
では、また。次の記事で Thank you