教室を映画館に! 学校・教育現場にお勧めのスクリーン
教室にスクリーンを導入しよう!
ICT教育の推進が叫ばれ、電子黒板や児童用のタブレットが配給される中、みなさんの教室環境はどうでしょうか。
今回は、自分の教室にはそういったものが何もない!せめてスクリーンだけでも設置して自分のスマホやタブレットから画像や動画を流したい!
という方のために教室内に置けるスクリーンの種類やそのメリット、デメリットについて解説していきたいと思います。
私が実際に使っているスクリーンについても紹介しますので、ぜひ、この記事をきっかけに自分の教室にスクリーンを導入してはいかがでしょうか。
本記事の内容
・最後に
無料で今すぐ導入できるスクリーン
え、無料でスクリーンってどういうこと?と思った方もいるでしょう。でもご安心ください。
スクリーン(正確にはスクリーンを置いた時と同じ効果が得られるの物)は無料で手に入れることができるのです。
(1)黒板
まず一つ目の選択肢は黒板です。
いくら教室に電子黒板や大型モニターがなくても黒板が無い教室はそうそう無いと思います。
そんな時には思い切って黒板をスクリーンの代わりにしちゃいましょう!
もちろんベストな選択肢ではありませんし、見え方がプロジェクターの性能にも左右されます。
それでも、ある程度のプロジェクターを使えば子どもたちが見て分かるレベルであれば黒板でも充分でした。
ポイントとしては、予め綺麗な黒板消しで黒板を綺麗にしておくこと、教室の電気を消すことです。
デメリットとしては、板書のスペースが制限される事と教室の電気を消す必要が出てくる事の2点が大きいです。
(ある程度のプロジェクターとはどのくらいかという疑問に関しては後日の載せる記事をご参照ください。)
(2)紙
さらにお金をほとんどかけずに黒板からグレードアップする方法があります。それは拡大紙の裏を使うことです。
私の学校では通称「拡大くん」と呼ばれるものでA4用紙をA0に拡大して資料の提示などをしています。
きっと皆さんの学校にも似たようなもがあるかと思います。
その拡大した資料等で使わなくなったものを1枚とっておき、それを裏返して使うだけで、それはもう立派なスクリーンに変わります。
この拡大くんを普段は丸めておき、必要な時に黒板に貼ったり壁に貼ったりすることで、スクリーンとしてはOKです。
黒板に比べて、汚れている心配が無いのと、黒板に比べれば幾分か映像が見やすいのも良い点です。
以上が無料で教室にスクリーン(正確にはスクリーンと同じ効果)を導入する方法でした。
非常に気軽に導入できるので、スクリーンを本当に教室に導入しても使うのだろうか、
と不安な方は是非、黒板や拡大紙で一旦導入をしてみて試運転してみるのをおすすめします。
ただ私は使っていくうちに、見栄えや使い勝手の面から、やはり製品としてのスクリーンが欲しいと思ったので、
製品のスクリーンを買いました。調べてみるとスクリーンにも色々な種類があったので以下で解説します。
教室のスクリーンに画質は求めないので、今回は値段、保管、設置場所に注目して解説しています。
それと、全ての製品に共通することですが、事前にきちんと教室の寸法は測りましょう!
私は大きければ良かろうなのだ精神で買ったばかりに、大きすぎて手に負えず一度返品した苦い経験があります。
ぜひ、そうならないためにも、スクリーンとして使用するとき、しまうときの寸法は慎重に計測しましょう!
製品のスクリーン
(1)壁掛け式スクリーン(←私はこれにしました。)
メリット
値段が安い 1500円〜4000円程度で買うことができる。
デメリット
保管の場所に少しスペースをとる。ロールさせて、卒業証書のように筒にして保管することもできるが、
スクリーンに巻き癖が付くのといちいち巻いたり、開いたりするのは手間になるのでおすすめはしないです。
私は黒板横の掲示板にフックを取り付けて、そこにスクリーンを開いた状態で普段は置いています。
使用するときは、教室前方に設置した斜めの梁のフックに引っ掛けて使用しています。
この斜めの梁はホームセンターで手頃な材木を400円程度で購入し、100均のフックを取り付けているので、非常に安価で設置可能です。
(2)スタンド式スクリーン
メリット
常にスクリーンが開いた状態になっているので、巻き癖等の心配がいらない。スクリーンを使用するときに毎回設置する必要が無い。
デメリット
値段が8000円〜20000円程度する。常に教室前方に巨大なスクリーンが鎮座している状態になるので、邪魔と言えば邪魔。
(3)自立式スクリーン
メリット
持ち運びが容易で、さまざまな場所でスクリーンを設置することができる。しっかりとした作りなので、巻き癖の心配がいらない。
デメリット
値段が高い(30000円〜50000円近くする)スクリーンをしまった時の状態が、横長の筒状で置き場所に困る。(床に置くと汚れたり、最悪子どもに踏まれたりする危険あり)
私が調べた限りではこのような印象でした。
まとめると
①壁掛け式スクリーンは、とにかくお金をかけたくない、教室が狭くスクリーンを常時置いておけないという場合
②スタンド式スクリーンは、教室の前方にある程度スペースがあり、スクリーンを設置する手間を少しでも減らしたい場合
③自立式スクリーンは、スクリーンをしまった時の状態での保管場所が確保できる。体育館や特別教室でも自分の教室以外でもスクリーンを使いたい場合
といった感じでしょうか。自分のクラスの環境とお財布と相談して自分にとってのベスト選択をしていただけたらと思います。
最後に
以上が教室内にスクリーンを導入する方法でした。
最後に私個人としては、今後はスクリーン、プロジェクターの活躍の機会というのはだんだん少なくなるのかなと感じています。
理由としては、最初に述べたとおり教室内に電子黒板や大型モニターが設置される学校が増えていく事、児童用のタブレットの普及が進み、
教師が見せたい映像等を児童が手元のタブレットを見れば確認できるようになる事などを考えているからです。
それでもスクリーンについての知識を得ることは決して無駄にはならないし、
行政に期待して数年待たさせれるくらいになら、明日の自分のために自分のお金でスクリーンに投資するのはアリな判断だと思います。
そして、この投資はタイミングが早ければ早いほどリターンが大きいです。
迷ったら前述した黒板や拡大用紙を使ってスクリーンの教育効果を少しでも実感していただけたらと思います。
それでは今後も、スマートな教員を目指していきましょう!
では、また。次の記事で Thank you