フリーランスから教員になって驚いたこと5選

フリーランスから教員になって驚いたこと5選

読者の悩み

・フリーランスから教員に転職したいけど、馴染めるか心配

・教員の世界ってどんな感じなんだろう。

こういった疑問に答えます

今回は、私が感じたフリーランスから教員になって驚いたことを5つ紹介します。

みなさんは、こんな噂聞いたことないですか?

「学校の先生というのは世界が狭いから、非常識な風習がたくさんある」

「学校の先生は、考え方が古い」

「教員は堅い人ばかりだ」

私は、教員に転職する前に、たくさんのこういったネガキャンを吹き込まれました

実際は全然違うんですけどね。。(学校によって違うのかな?)

とはいえ、フリーランス経験を経て教員になって、よかったと思えることがたくさんありつつも、驚いたことがいくつかありました

そりゃあ、そうですよ。

フリーランスと公務員。まったく違う業種ですから

今回は、驚いたことを5つ紹介します。

新卒後、そのまま教員になった人からすると「そんなの当たり前」と思うことなのかもしれません。

しかし、サラリーマンとも仕組みが違うフリーランスという立場からの転職だと、教員の働き方は驚きの連続でした。

教員から転職したい、教員になりたい、そう思っている方の参考になれば幸いです。

 

1  自分時間がほとんどない

フリーランスの最大の利点として「ルールに縛られていない」ことが言えると思います。

服装や髪型、通勤スタイル、通勤場所。フリーランスはそのほとんどを自分で決めることができます

特に時間です。朝9時に出社しなければいけない、6時まで働かなければいけない。

そういったルールもないので、時間を自由に使えるわけです

実際、フリーランス時代は、時間を自分のペースで決められるということで、精神的にかなりゆとりがありました。

逆に言うと自己管理がかなり重要になってくるので注意は必要でした。

で、教員の場合。

当たり前ですがルールがあります。これはサラリーマンでも同じですね。

しかし「暗黙のルール」みたいなものが本当に多いです。

時間で言うと、例えば、朝は8時に出勤と規定がありますが(学校による)、8時前には多くの子どもたちが登校しているし、電話も8時前からガンガンなります。

もし全教員がルールを守って8時に出勤したら、大変なことになるでしょう

運動会や卒業式など、大きな行事がある日は、7時に出勤なんていう学校もあります。

しかも、暗黙のルールで。。。

それを知らずに行事の当日、いつも通りの出勤時間に来た新人は大体怒られます。

他にも、教員は授業が終われば、自分時間が持てると思われがちですが、そんなことはありません。

授業が終わっても、退勤時間までほとんどの時間が縛られています。授業後1時間研修、その後会議、その後保護者と面談、などなど。

勤務時間内に、自分時間で仕事ができることはほとんどありません

 

2  成果の見返りがない

フリーランスは、成果が全て自分に返ってきます。

先ほど「ルールに縛られていない」と言いました。やる気がなければ週に1日だけ働こうというのも可能です。

しかし、フリーランスは完全に成果報酬型です。成果に見合った分のお金しか稼げません。週に1日の働きだとその分のお金しか得られないというわけです。

稼ぎたかったら、寝る以外は仕事するなど、自分をコントロールする必要があります。

努力すればそれだけの見返りがあるということです。給料の保証はないけど、成果があれば利益は全て自分のものにできるのです。

で、教員の場合。本当に驚いたのですが、どの教員も給料があまり変わらないこと

1年生〜6年生の担任、専科の先生、算数の少人数、どの先生も何かしらの大変さがありますが、勤続年数や免許状の種類など同条件の場合、給料はほぼ変わりません。(ボーナスは評価によって数万円程度違います)

さらに驚きなのが、小学校の場合、地域で行なっているスポーツ大会の引率やその練習のために、若手が朝練や放課後練などをやりますが、無給です。

要するに、成果の見返りが少ないのです

とはいえ、ほとんどの教員はそれを覚悟してこの職業についていると思いますが、成果報酬型の仕事をしていた僕からすると驚きでした。(教員は素晴らしい人がたくさんいると言うことです。)

逆の驚きは、成果が出なくても給料が保証されている点です。教員、サラリーマンの一番の利点です。

(サボったり、問題ばかり起こしているのは良くないですが)

教員という仕事を懸命に頑張れば、給料は上がらないけど、子どもたちの笑顔や地域からの感謝、日本の教育界の底上げ、こういったことにつながっていくのは実感できます。

 

3  授業以外の仕事が多い

フリーランスでもそうでした。請け負った仕事以外にも、その仕事を獲得すまでの営業、契約書の作成、仕事条件の交渉、請求書の作成、確定申告など、仕事以外の雑務がとにかく多かったです

教員も同じです。

教員の仕事の一番のメインは授業

じゃあ、授業さえしていれば仕事は終わり?

いいえ、違います。

まずは、次の日の授業準備。これが1番大事なのはわかっていますが、実は優先順位低めです。

遠足の予約、お金の計算、最近はコロナの影響もあり、教室の掃除、消毒。

教育委員会から送られてくる膨大なアンケート、地域の連携行事の参加。

学校の設備の点検、面談、教材の注文などなど、、、

教員経験がない人が想像できないような仕事ばかりなのです。

そういった細かい事務作業が終わった後、やっと次の日の準備ができるのです。

その頃にはもう定時が過ぎており、自分のお子さんがいる教員は常に時間に追われてしまいます。

 

4  勝手に税金が引かれている(いい意味で)

フリーランスをしていると、恐怖なのが税金の支払い

急に40万円近い住民税の請求書が届いたり、国民年金、健康保険料など、ブランド品が余裕で買える値段の税金をバンバン取られます。

その点、教員は最初から給料から天引きされているのでいい意味で安心です。

急な支払いがなくて心が穏やかです。

もちろん、払っている税金はそんな変わりませんが。。

 

5  社会的信用がある

教員しか経験がない人は驚かれることかもしれませんが、フリーランスだと、クレジットカードやローン契約って審査に通ることが難しいです。(僕が弱小フリーランスだったということもありますが)

学生の方が審査通ります。

教員になった瞬間、全て審査が通りますね

ちなみに、フリーランスの先輩の話によると3年ほど安定して稼げば社会的信用は問題なくなるらしいです。

 

まとめ

今回は、「フリーランスから教員になって驚いたこと5選」というテーマで記事を書きました。

メリットデメリット、人によって感じ方が違うと思いますが、個人的には圧倒的に教員の方がやりがいがあり、楽しいと思っています。

教員に転職しようと考えている人にとって、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

では、また。次の記事で  Thank you

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