iPadを学校で活用しよう!
今回は、現役小学校教員がiPadをどう使っているかを紹介します。
授業編 と 放課後編 に分けて紹介していますので参考にしてください。
授業編 → 授業や休み時間など、主に子どものための活用法
放課後編 → 会議や放課後など、主に大人(先生)のための活用法
iPadを学校で活用しよう! 今回は、現役小学校教員がiPadをどう使っているかを紹介します。 授業編 と 放課後編 に分けて紹介していますので参考にしてください。 授業編 → 授業や休み時間など、主に子どものための活用法 放課後編[…]
iPadを学校で活用しよう! 今回は、現役小学校教員がiPadをどう使っているかを紹介します。 授業編 と 放課後編 に分けて紹介していますので参考にしてください。 授業編 → 授業や休み時間など、主に子どものための活用法 放課後編[…]
用意するもの
学校で使う場合、最低限必要なものを紹介します。
iPad
別記事で詳しく紹介しています!
iPad Proを使いましょう。
先生として現場で働いている際、一番手にとっているのは何ですか? 教科書? チョーク? いえいえ、iPadです。 ど定番ではありますが、やはり使い勝手が良いのと、授業、会議との相性抜群です。 iPadで何が出来るの? iPad[…]
Apple Pencil(第二世代)
別記事で詳しく紹介しています!
Apple Pencilの第二世代を使いましょう。
iPadと一緒に買うべきものNo.1 Apple Pencil [sitecard subtitle=関連記事 url=https://www.nftblog.com/ipad/ target=] iPadは今後の授業スタイルを変える、[…]
iPadケース
持ち運びの際、子どもに持たせる際、心配事が減ります。子どもにとっては、iPadとはいえ意外と重いのです。
落とされる頻度は高いです。
Apple Pencilも一緒に収納できるものがいいですね。
僕はこれを使っています。安いし、しっかりしていて文句ないです!
保護フィルム
Apple Pencilとの相性抜群です。画面を保護するだけでなく、書き心地も良くなります。指紋も気になりません。
僕が使っているのはこれです。評判もとてもいいです!
授業で使う前に、やっておくべき初期設定
授業で使う際、通知がなってしまったり、広告が出てきてしまうと授業の妨げになってしまいますよね。
設定はしっかりしておきましょう。
通知オフ
アプリ ごとに設定してもいいのですが、僕は一括で通知をオフにしています。
設定 → 通知 → プレビューを表示 → しない
おやすみモード
通知オフにしっぱなしにすると、本当に通知が必要なときも通知が来なくなります。
そんな時は、おやすみモードも便利です。時間を設定しておけば、その時間のみ通知オフになるというモード。
授業の時間を設定しておけば、その時は通知が来なくなり、放課後は普段通り通知がきます。
設定 → おやすみモード → 時間指定 など
280Blocker(アプリ)
たまに、子どもたちにインターネットを使わせたり、見せたりします。その時邪魔になるのが、広告です。
このアプリを入れておけば、大半の広告は非表示にしてくれます。
以上です。僕はこれだけの設定で、特に困ったことはありません。
使い方によっては、他にも設定が必要なことがあるかもしれませんので、これもおすすめ、というものがあったら教えてください!
iPad活用法:厳選おすすめアプリ5選の紹介
では、いよいよ活用法を紹介します。とはいえ、使い方というよりかは、アプリの紹介です。純正のものから、購入必須のものまで活用事例を添えて紹介します。
カメラ(純正) 
定番というか、このサイトを見なくても想像できたと思います。写真や、動画をとるアプリです。純正なので、買った時から既に入っているアプリです。
画質も良く高機能です。撮った写真、動画はすぐに画面で確認でき、Apple TVがあれば、すぐに大画面にも写せます。
僕は、全授業で活用しています。
例えば、算数。子どもたちの意見を共有するために、板書させたり、教員が代わりに説明したりしています。
ただ、毎回やっていると負担だったり、図形や表が伴った説明だと板書に時間がかかったりします。
そんな時は、ノートを写真に撮って、すぐ教室にあるTVに映せばいいんです。Apple TVがあれば、無線ですぐ映ります!(教室にテレビがない学校の方、ごめんなさい)
子どもも、自分が書いたノートがTVに映るとテンションが上がるらしく、今度は俺がと、やる気も倍増します。
理科では、虫や植物の観察。
社会では、町探検や身近な資料集めに。
体育では、動きの確認に。
校外学習では、楽しい思い出の記録に。
学活では、係活動で、PR動画撮影。YouTuberごっこ。
使い方は、無限です!
皆さんも、少しずつ導入して、あなた自身の活用法を見つけてください!
シンプルカメラ高画質:アプリ
これも、カメラアプリです。
先ほどの純正のカメラアプリと何が違うかというと
シャッター音がしないこと!
意外と大事です。授業中、子どもたちのノートを撮るとき、いちいちシャッター音が鳴っているとうるさいし、子どもたちも集中力が切れてしまいます。
このアプリと純正のアプリをうまく使い分けてください。
GoodNotes 5
最強ノートアプリです。
いろいろノートアプリを試しましたが、これだけで十分です。
「現役小学校教員による「iPadの活用法」:放課後編 先生厳選おすすめアプリ5選」でも紹介しています。
週案や企画資料もこれに入れています。業務用っぽいですが、授業でも使います。
こんな感じで、黒板に書いているように出来るのです。
手書きでも、キーボードでも打ち込み可能。
ノートに書いて欲しいものを事前にGoodNotesで作りTVに映し、教室の黒板は子どもたちの意見を書く場所、というように黒板が二つ出来るというわけです。
ちなみに、このアプリ、フリーハンドできれいな四角形や円を書くこともでき、色も自在に変えることができます。黒板より便利です!
あらかじめ、教科書をスキャンしておけば、それもうつせますし、そこに書き込むこともできます!
この動画、GoodNotesの使い方がわかりやすく、おすすめです。
NHK for School
教員なら、知らない先生はいないですよね。NHKが提供している最強の教育動画です。
僕は、主に理科、社会、雨の日の体育で使っています。本当に助かっています。
口で教えるよりも、動画で教えた方がわかりやすいですよね。
Keynote(純正)
これが無料なのが意味わかりません。アップル製品が高いという人がいますが、こういった高機能のアプリが無料で使えるところがアップル製品のいいところ。
Windowsでいう、パワーポイントです。プレゼンアプリなのですが、これが使いやすい。
写真をすぐ挿入できたり、音声を入れたり、Apple Pencilで書き込みができたり
使いこなしてくると、これで動画も作れます。
僕は、通勤時間にこれで板書を作っています。
軽く文字に動きを加えたり、写真を添付したり、子どもたちも興味津々です。
また、先生だけでなく、子どもたちも係活動で使っています。
え、使い方教えなきゃいけないの?
いや、僕は子どもたちにiPadの使い方を教えたことは一度もありません。(落とさないでね以外)
今の子どもたちは、スマホ世代です。バリバリ使います。
鉛筆持っている時より遥かに目が輝いています。(特に男子)
Google Earth
社会の授業で大盛り上がりです。
自分の通っている学校が日本のどこら辺にあるのかがすぐわかります。これで掴みはOK!
地理関係の授業の時には、必ず使っています。
地図帳や教科書でもいいのですが、衛星写真が鮮明に映ったり、ストリートビューや3Dマップには勝てません。
YouTube
もはや、子どもたちにとっては定番中の定番。
授業でどうやって使うか。
そのままでは使いません。主に、グループ活動や、学活の時、参考資料として使っています。
例えば、社会で川のことについて学習し、放課後、動画がみたいという子どもがいたら、その場で調べ見せる。
学活の時、ダンスを踊りたいが、ダンスが踊れない。 → 振り付けの動画を見せる。など
ふとした調べ物の時に役立ちます。
AR Makr
iPad Pro向けだろうか。拡張現実(AR)を使ったアプリ。
月や太陽を実際にそこにあるかのように映し出すことができます。
まだ、授業でちゃんと使ったわけではないのですが、自分が描いた絵も映し出すことができるので、子どもたちと休み時間遊んでいます。
新・筆順辞典
画面に指で書く、音声、キーボードなど、様々な入力方法で素早く漢字を検索し、読みと筆順を簡単に調べられるアプリです。
筆順なぞり練習も搭載されているので、やる気のない子どもを居残りさせた時、たまに使います。
勉強嫌いな子どもたちって、iPadだと意外とやります。
漢字忍者
超人気漢字学習アプリ。
小学1年生から小学6年生までで習う漢字を全て学習できます。
授業中使うというよりかは、朝の会、学級会の掴み、放課後などに使っています。
ひよこ暗算
たし算、ひき算、かけ算、わり算、難易度も選べ、操作も簡単なので、盛り上がります。
授業中使うというよりかは、朝の会、学級会の掴み、放課後などに使っています。
9×9カード
九九をなかなか覚えられない子どもいますよね。
そういう児童に限って、勉強が嫌いです。まあ、できないのだから仕方ないですよね。。
そこで、このアプリ!
さっきも言いましたが、勉強嫌いな子どもにこそ、iPadです。なんだかんだやります。
暗記カードのような使い勝手なので、子どもでもすぐに使えます!
各段のおさらいから、ランダム問題まで、様々な出題方法が選べます。
ミュージック(純正)
なんだかんだ曲かけるならこれ。AppleMusicに入っていれば、子どもからのリクエストにはほぼ全て答えられます。純正なので、買った時から既に入っているアプリです。
学級会でハンカチ落としなんかやりますよね。
「先生ー、なんか音楽かけてください!」
iPadを持っていない先生 → ・CDさがす。時間かかる
・「ありません、事前に言いなさい」 怖い・・・
iPadを持ってる先生 → ・「はいよ」流行りの曲をすぐ流す。
・「なにがいい?」リクエストに応える。
こんなに違います。Bluetooth対応のスピーカーがあれば、無線ですぐ流せます。
スマートですよね! 子どもの目もキラキラです。努力いらないです。iPadを買うだけ。
MyScript Calcuator
電卓というか、、、画面に書けばすぐ答えがわかってしまうという最強の電卓です。
四則演算はもちろんのこと、二乗とか、ルートの計算もできちゃいます。一回使ってみてください。
まさに、魔法です。
Procreate
このアプリは、ちょっと趣味の領域です。必須ではありません。
このアプリ、絵が描けるのですが、極めれば仕事になるくらいの高機能アプリです。
先生が、何に使うか。。。
低学年を持つと、図工、担任の先生がやりますよね。絵が苦手な人、どうしていますか?
そう、これを使います。
いや、実際は授業の掴みとして使います。
絵が上手い先生!と思わせた後、授業をすると子どもたちも引き込まれます。
また、図工が好きになる子どももいます。
逆に、高学年になると、図工の授業受けたくねー、みたいな男子いますよね。特に男子
理由はたった一つ、図工が苦手
そんな時、このアプリ!
先生も、苦手なんだよー、一緒に絵を描こう、といって、このアプリを触らせると、意外とのります。
それだけです笑
子どもを騙してるわけではありません。やる気を引き出しているのです!
まとめ
今回は、授業中のiPadの活用方法を、使用頻度の高いアプリ15選とともに紹介しました。
他にも、授業で使っているアプリがありますが、また後日書きます。
iPadの周辺機器、ガジェットに関しては、
iPadの機能を学校で最大限に活かす周辺機器! iPad自体、高機能で素晴らしいデバイスであることは間違いないです。 しかし、その素晴らしい機能を何倍にも何十倍にも引き上げてくれる周辺機器があります。 今回は、「学校現場で使う」という[…]
で紹介しているので、合わせて読んでみてください。
皆さんも、いろいろなアプリを使ってみて、自分なりの活用方法を見つけてください。
日本の教育を進化させましょう!
では、また。次の記事で Thank you